舟渡し ふなわたし

内陣の火を灯した御舟を、能衆全員で引いて「池島タイ」に灯し、観音様をタイにお連れする。

演目解説

能衆残らず観音堂に集まる。準備された御船に、観音堂より本堂別当二人が燈明より火を移し、持ち来りて御船に取り付ける。
この行事の責任者は別当、池島能頭で、上布をつけ刀を差し、池島能頭は花笠を両手に持ち、船綱の下に控る。この時綱より山側の見物者は綱の下に入るを禁ずる。別当が詞唱を唱える。その後御船はゆっくりとタイに向かって引かれる。
この引き方には次の口伝がある。
かねのを(本堂にある鰐口)よりはじめ、かやしり(屋根ひさしの先)一間向うより三度戻すなり。タイより一間向うより三度戻すなり。御船が進むにつれて池島能頭は詞唱を唱える。本堂では綱を引く能衆一同、別当の音頭にて「ヨイサ」と掛け声をかける。船がタイに着くと消防がタイに登り火を点じる。船の帰りも往きと同様である。

映像メタデータ

演目名
舟渡し
撮影年
2024年
撮影日時
2025/02/14
映像長
0:07:05
撮影カメラ数
3台