田楽舞 でんがくまい

仏の舞に先だって、六観音様の通り道を祓い、その庭を作る。つづいて能衆、さらに願衆が加わって祈願をなす。

演目解説

先ず最初に、大栗平ワゼ地が長い槍を抱えて楽堂の前に出る。そこにて一礼しすぐ観音堂の方に進んで長槍を立て、詞章を唱える。 これを《場とり》と称する。
それが幕屋へ入ると、再び同人が今度は「しってり」を持って出る。この時は玉襷をし、《へんばい》を踏むと云って「しってり」を右手に持ち、足を七度踏む。これを七度繰り返し、左足も同様にする。
次が《チリ舞い》でビンザサラを手にした喜平地、池島能頭、別当、 表地の四人が 一列にならんで幕屋より出る。この者の装束は花笠に上布を着ける。
「チリ、チリ、チリ」と云う口拍子でビンザサラをすりつつ進み、四回目に「チリ々々々々々々」と小刻みに引き返す。
これを七度繰り返す。楽堂にいた「シッテリ」も同様に動いてこの四人とすれちがう。
次に《デンガク》で、口拍子が「デンガクチャアチ」に変わると「シッテリ」を先頭にビンザサラの四人が、楽堂前を逆まわりに一周し、あとは「シッテリ」を中に入れて輪を描き、ビンザサラをすりつつまわる。
これが一度引っ込むと、同じく《能衆の田楽》と称して、ビンザサラの後に能衆続き、三重の輪になって口拍子も高らかに躍る。
なお、この田楽の時別当は、観音堂にて心経を唱えるのが定めである。

映像メタデータ

演目名
田楽舞
撮影年
2024年
撮影日時
2025/02/15
映像長
0:18:41
撮影カメラ数
3台